2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『トリアングル』俵万智(中央公論新社)

ところどころに「ぐっ」とくるワザが散りばめられているような気がします。懐かしいチョコレート短歌を含めて。主人公に著者の姿を投影させることによって、物語にリアリティが追加されるのかもしれないけれど、それよりも読み手の自己投影のほうが効果あり…

『不道徳養成講座』三島由紀夫(角川文庫)

銀座駅の山下書店には、ずっとこの本が、ワゴンぎっしりに敷き詰めてある。 積極的に売りたいと、思い入れのある営業さんがいるようだ。買ったところ:山下書店 銀座店

『トゥルー・ストーリーズ』ポール・オースター(新潮社)

やっと買いました。 読み終わるのがもったいないので、ちょっとづつ読もう。買ったところ:ジュンク堂書店

『ムーミンを読む』冨原眞弓(講談社)

10代の頃、学校の図書館で手にとったムーミンの本は暗く、寂しく、物悲しく(おそらく『ムーミンパパ海へ行く』だったかと思われる)朗らかな絵のイメージを覆す内容だった。それ以来、小説の方は読んでいない。テレビのアニメーションは、殆ど記憶にない。 …