僕というベクトル

僕というベクトル(上) (光文社文庫)

僕というベクトル(上) (光文社文庫)

なんだこの身につまされるような感覚は。そしてなんだか、延々と続くこの日常、この雰囲気には覚えがある、まるで誰かの日記を読んでいるかのようだ。
女に不自由しない男にしてみれば、言い寄る女は、ああなんてみっともなく描かれることなのだろうと恥じ入ってしまうのだが、その、むずがゆいリアルが、心地よい。

◎とても面白い◎

買った書店:山下書店
読んだ場所:通勤電車(労働意欲が低下する)

後日、下巻も買って読みました。