バン・マリーへの手紙 ラインマーカーズ

バン・マリーへの手紙

バン・マリーへの手紙

ブックカバーは青 さらさら
なんだまだこの紙あるんじゃないか。復活したのか?

ラインマーカーズ: The Best Of Homura Hiroshi

ラインマーカーズ: The Best Of Homura Hiroshi

ブックカバーは青 つるつる

購入書店:銀座教文館

教文館の2階に上る階段をパタンパタンと足音を立てて登るごとに、わたしのこころはずいぶんと安らかな気分になっていて、そこからだいたい自分の日記があたまに思い浮かんでいる。
のぼりきった2階の踊り場には必ず文庫のフェアがあり、それをちらりと横目で見て(わたしは文庫を殆ど買わない)、そこから左に曲がり、いつもの、あの空気。
そして新刊の平積みコーナーを覗き込む。堀江敏幸の本はコーナーの右側の奥に埋もれていて、埋もれているというのは悪い言い方ではなく、他の本より圧倒的に減っているということで、そういう状態は教文館ならではのことであるだろう。その奥から一冊を丁寧に引っ張りだし数ページを一瞥すると、すでにそれは本日の購入リストに含まれる。
新刊平積みのコーナーをコの字型にぐるりと確認して、レジから見て左側から2番目の棚の平積みをちらりと見て(ここも見るだけで手に取ることは多くない)、単行本の列をゆっくりと左右を見渡しながら歩く。
一番奥のレジに向かうと、左側は美容や健康の棚で、田中宥久子のDVD本がようやく入荷されたことを知る。それを横目に佐伯チズの新刊を立ち読みする。その周辺はインテリアとか手作りとか着物とかで、ここもちらちらと見る。
それから文庫寄りのコーナー、作家別の棚を眺めていると、穂村弘氏の本を見つける。そういえば先日、職場の女の子に『本当はちがうんだ日記』を貸して、「面白かった」と感想は言われたのだが、いまだになかなか返ってこない。
どうやらこの中には今までの歌集がいろいろと集まっているようで、なぜかわたしは真ん中よりちょっと後ろの(ウサギ連れ)のあたりから目を通してしまう。そして、いろんなことを思い出す。

デュラスの珍しい本があったのだが、ちょっと高くて予算オーバーだったので諦める。この日はそんな感じ。