葡萄酒かさもなくば銃弾を
- 作者: 手嶋龍一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: 単行本
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「日本初のインテリジェンス作家」が放つ、渾身の人物ルポルタージュ!」
と帯にあったのだが、インテリジェンス作家っていったいなんなんだ? と思って、ぱらっとめくったところを読んだのが、隣の高い塀の家がジョディ・フォスターとそのパートナーの家で、というところでつかみはOK。うわあ、なんかめっちゃ面白そうやないか。ちなみにジョディ・フォスターの話がメインではなく、しかしアメリカのそうそうたる面々のエピソードがクールな短編小説のように描かれる。後半は日本人も出てきます。
インテリジェンスというのは知性ではなく、秘密情報っていう意味。しかしリアルなんだけど、ドラマチックな物語。
固い内容とはうらはらに挿絵のイラストが長閑。買って嬉しい、読んで楽しい。