『人生の物語を書きたいあなたへ』 ビル・ローバック(草思社)

avril2004-04-30


文章の書き方とか、新人賞の獲り方とか、(獲るって……すごい字だな)そういうたぐいの本は苦手だった。書店で手に取るのも恥ずかしい。でもこれは読み物として面白い。
ジャーナリストや教師など、書くことに不自由しなかった職業であっても、いざ自分の自伝を書きたいと思った時にはちっとも書けない。そんな悩める人々が集う作文教室。

教授が示唆する書き方のコツは、自分に身に覚えのあることばかりで、「わかるわかる」と、読んでいてクスクスと笑いたくなる。
何か書きたいと思う人は、毎日、日記を書くことをすすめします。そしてそれは読まれることを前提として。

買ったところ:ブックファースト銀座店